玉姫稲荷 2004.6.21                  トピックスへ戻る   

先日、歩いている時に目に入ってきた。
いつもそこにある赤い鳥居の手前に木の板に書かれた文章。
よく読んでみると、何者かによってこのお稲荷さんが放火されたと。

なぜ、そんなことをするのか!
憤りしか感じない。

玉姫稲荷(奥の祠の中が黒くなっている) 走水トンネル(伊勢町側)現場脇
 現場付近の地図
看板には伊勢町町内会有志一同からのメッセージが。

以下、看板の原文そのまま
「この稲荷社は明治の中頃より百余年に亘り皆様に親しまれてまいりましたが、
去る4月10日に何者かに放火され焼失しました。
昔、清水(屋号)の娘、お玉さんは年頃になった頃、野狐が宿り何を食べてもやせ衰えるばかりでした。
その為小さな祠(ほこら)を建て、毎日あぶらげやあま酒を供えてお祈りしたところ
何時のまにか野狐が祠に移りお玉さんの体も快復して長生きしたと伝えられています。
それ以後この社を玉姫稲荷と呼ぶようになりました。」
   平成16年5月 伊勢町々内会有志一同

小さな町の小さなお稲荷さんの存在は無いに等しいかもしれない。
しかし、それを長く守っていくということはすごく大切なことだと思う。
文化や昔話の伝承は、日本人の心に宿る日本人らしさを少しでもなくさないようにできるものではないだろうか?

こんなことをすること自体、この放火をした人間は日本人らしさをなくしてしまっている。

昔、おじいさんやおばあさんから聞いた話。
「こんなことしたら罰(ばち)が当たるって。」
これだけでも小さい子ども心にはいけないことだとわかったものだ。

伊勢町の人たちのこのメッセージ。
放火され焼失した事実と、お稲荷さんの言われを淡々と書かれている。
それだけに心にぐさりと来る。

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