てつろーへ贈るページ
【蓮華草元町工房】 |
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【伝統を受け継ぎ、そして新しい横浜家具へ】 時代の変化とともに家具職人も数えるほどとなり、 このままでは受け継がれててきた技術を伝承できなくなる状況にある。 20数年にわたり修行を積んだ、鈴木哲朗、内田勝人、黒柳大(敬称略)の3人の家具職人が、 2004年・秋、家具店「横浜元町・竹中」の工房「睦商会」から独立して、 3人の横浜家具工房「蓮華草元町工房」を立ち上げた。 新山下の倉庫を拠点に構え事業を開始。 職人自らが、デザイン・製造・販売までを行うことで、 新しい横浜家具を創出し、技術の伝承、職人のポジションを向上させることを目的としている。 黒柳大・椅子職人。 「椅子職人は家具職人とは別の分野。 ほとんどが曲線の加工で、結合部分も直角がない作業。 先輩の残した部品の型だけが頼りですが、 それをそのまま使うのではなく先輩の意図を考えながら 自分にあった型を新しく作り上げるのです」 鈴木は、 大学の卒論のテーマに家具産業を選んだ際に横浜家具の魅力に感激し、 職人になることを決意。 1年間木工所で道具の使い方を学んでから睦商会に。 「単体の家具のみを取り扱うのではなく、 食卓やリビングといった生活空間をトータルプロデュースして提案したい」 内田は、 アパレル産業のデザイナーだった。 洋服は企画をして1年半後に流通するそのサイクルに疑問を感じている時、 テレビで家具職人が2〜3週間でひとつの家具を作り上げる姿を見て、 職業訓練校に通いこの世界に飛び込んだ。 「伝統的な技術は踏襲しつつも、ガラスや鉄材加工を行う職人との協業を図ることにより、 これまでにない新しい横浜家具のイメージを打ち出したい」と語る。 ピアノと音楽をモチーフとし、独立と同時期に発表された(モナムール)は、 流れるような曲線的なデザインのミラー付のキャビネットや、 アフリカのマスクを表現したテーブルなど、新しいデザインの作品を生み出している。
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