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トム・ソーヤーの冒険 マーク・トウェイン 大久保康雄訳 新潮文庫
2001.6.27
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トム・ソーヤーの冒険 少年少女向け名作の第2弾。
 古き良きアメリカの南部でのトム・ソーヤーのユーモアあふれる冒険が描かれています。

 おばさんにいたずらの罰としての「塀塗り」をものの見事に、友人達にさせ、それだけでなく、
 塀塗りをするのに、代金として、いろいろなものまで手にいれてしまう。
 この部分を読んだ時は、懐かしさがどっと湧き出てきました。

 そして、「ベッキー」との幼い恋。
 ベッキーがやったいたずらで先生に怒られるのを、自らが肩代わりしたり、
 洞窟探検で出口が分からなくなり、ふたりだけが取り残される。
 何か胸がキュンとしてくる感じでした。

 悪友「ハックルベリー・フィン」との熱い友情。
 海賊ごっこで、自らのお葬式に出る話や、殺人現場を目撃してしまい、それが最後までからみあう。

この本が書かれたのは、日本史でいうと、明治維新のころのこと。
それが今も読まれつづけられるということは、この本がいかに少年、少女の純粋な気持ちというものはいつの世も
変わらないということを伝えていると思いました。少年、少女の時は変に染まらずに、感じられる心を持っているのだと。
作者も「はしがき」で次のように書いてあります。
「この本は主として少年少女をよろこばすために書かれたものであるが、だからといって大人の諸君が遠ざけるようなことはしないでいただきたい。
大人の諸君に、その少年時代を思い起こさせ、その時代に感じたり考えたり語ったりしたこと、また、ときにはどんな奇妙なことを企てたかというような
ことを、思い出していただくのが、私の計画の一部でもあるのだから。」と。

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