ノーザンライツ 星野道夫 新潮文庫
2001.10.3
最近読んだ本で初めて紹介しました「アラスカ 風のような物語」の著者です。
ご存知のとおり、著者はもうお亡くなりになっていますが、
この本にしてもアラスカをカメラと共に見つづけてきた著者の観察力のすばらしさに感動します。
この本でよく分かったのが、アラスカの人々の自然に対する考え方と、自分が思っていたそれとは
大きく違っていたということです。
それは何か。
アラスカの人々(原住民)は自然の中に生きている。カリブーを追い、ある時はミンク鯨を捕り、
ブルーベリーでジャムを作り、白熊からカヌーを作り、と自然の恩恵を受けつつ、
その中で生きていかなくてはならないのです。
僕達も当然、同じことですが、彼等は毎日がその連続なのです。
空気をきれいにしなくてはいけない。海を汚してはいけない。川の水はきれいに、と言いつつも、
毎日の生活の中では実感のわかない僕達よりも切実な問題であることを著者ははっきりと伝えています。
アラスカ原住民の彼等は、それらの自然の恵みを捕って、売ったり、買ったりするのではなく、
衣食住に直接必要としているのです。
星野さんの写真と共に、数多くの物語が語られたすばらしい本です。
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