三浦半島記 司馬遼太郎(朝日文芸文庫)
2001.6.8
「街道をゆく」全43冊の中にあるこの本。
自分の住む三浦半島という土地が日本の中でどんな役割を果たしてきたか、がよく分かります。
司馬さんの流れるような表現が気持ちよく感じられて、あっという間に読み終えてしまいました。
実はこの本を読むのは2回目。2年前くらいに「街道をゆく」43冊を揃えて片っ端から読み漁った時期がありました。
その時は次へ次へと進むばかりで、ゆっくりと味わっていなかったようでした。
そして、その時思ったのは、もう一度歳をとったら読み直そうと。
今回は「たっちん通信」のテーマにはピッタリなので読み直してみました。
司馬さんの時代考証はすばらしいと思います。
この本のおもしろいところは、本の中で、時代が中世〜現代を行ったり来たり。
日本の歴史を変えた「源頼朝」の鎌倉時代。
頼朝が武士の棟梁となるのに、大いに助力をした三浦一族の話。
当時は分家すると、その所領とする土地の名前を名乗ったそうです。「佐原」「和田(須軽谷)」お馴染みです。
現代では海軍のスマートさ。陸軍はまず個人を完璧なまでに無くされるのに対して、海軍は個人を大切にする部分がある。
それは海軍学校ができたとき、英国のパブリックスクールを規範に作られたから。
などなど。
この本を持って、三浦半島を歩いてみたくなりました。
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