注文の多い料理店 宮沢賢治 新潮社
2001.9.29
宮沢賢治の本はいっぱい出版されていると思いますが、本屋さんで目にとまったのがこの本。
短編集なのですが、とてもおもしろかったです。
何がおもしろかったか?
子供心の中に潜んでいる、「夢」「想像」「願望」「恐れ」など、子供の気持ちがいっぱいつまっているのです。
正直に言いますと、宮沢賢治の本を読むのは初めても同然です。
子供の頃に読んだことはあったり、学校の勉強で題材にされたりはあったでしょうが、
大人になり、自分の意志で読んだのは初めてでした。
今、現実にはありえない話ばかりなのに、どんどんお話の中に入り込んでいってしまう。
でも、現実にその話はありそうな、そんな感じでした。
宮沢賢治も冒頭の「序」で書いています。「ほんとうにもう、どうしてもこんなことがあるようでしかたないということを、わたくしは
そのとおり書いたままです。」と。
独特な世界がそこには広がっていて、すばらしい本に出会えたと思いました。
そして、宮沢賢治のいた岩手の自然も彼の世界に大きな影響を与えていることもよくわかりました。
読み終えて感じたのは、彼の本は子供の時に読むのもいいですが、大人になってから読むのもいいものだと。
子供の頃には「感じられていた」ものがなくなってしまっている大人には、特におすすめかもしれない。
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