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神々の山嶺(いただき)上・下 夢枕 獏 集英社文庫
2001.9.17
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神々の山嶺 上  神々の山嶺 下

 男のロマンを感じてしまいました。なんてかっこうのいい言い方をしましたが、すごい!の一言。
エヴェレスト南西壁冬期無酸素単独登頂を目指す男を、カメラマンのもうひとりの男が追う。そして最後の結末。
最初に読み始めたときは、ちょっと「重いなあ」と思い、なかなか読もうをする気持ちが起きませんでした。
しかし、読み進むうちに息苦しいけれど、次のページへ、次のページへと進んでいきました。
 「なぜ、山に登るのか?それはそこに山があるからだ。」と言ったのは登山家・マロリーだそうです。
そのマロリーもこの本の中の重要は役割を果たしているのですが、空気が薄く、高度調整をしながら登っても幻聴、幻想が
起きる中を主人公は未踏峰のエヴェレスト南西壁冬期無酸素単独登頂に挑戦していくのです。
読みながら自分の息が苦しくなる思いでした。結末は・・・。ぜひ読んでみてください。
 この本をジャンル分けすると、「山岳小説」になるそうです。新田次郎が有名ですが、この本もその中では素晴らしいものと思います。
作者はあとがきで「もうこれ以上書くことはない。」と言うくらいすごい本です。柴田錬三郎賞受賞作品です。
 きれいな山並みを見る登山だったら、やってみたいなと思いますが、この本の中の登山はとてもできそうにありません。

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