日本フォーク私的大全 なぎら健壱 ちくま文庫
2001.8.1
いや〜、懐かしいって感じでした。
今の40才〜50才くらいの人なら、このフォークソングの時代を駆け抜けてきたのではないかと思います。
僕の時は、中学生の頃。「泉しげる」「古井戸」「ケメ」が大好きで、コードしか弾けないギターでガチャガチャやってました。
この本はなぎら健壱さんが、彼独特の見方で当時のフォークシンガーを紹介してくれています。
彼自身、大相撲を歌った「悲惨な戦い」が大ヒットしましたよね。
彼いわく、フォークソングというよりは、当時の歌はメッセージソングが適切じゃないかと書いていますが、
後にニューミュージックと言われるようになる前のものはその通りだと僕も思います。
僕より少し上の年齢の人たちは、「安保」や「ベトナム戦争」「高度成長期」といろいろな社会現象に一喜一憂して、
自分の存在とは何かというような、悶々としたなかに生きていたのではないでしょうか。
僕も当時、中学生として高校受験を前にして、これからの自分の未来に不安を覚え、
歌にそんな気持ちを詰め込んだのを覚えています。
それが、この年齢まで(現在42才)きて、当時を振り返るいい機会を与えてくれた本になりました。
そして、あの頃、貯めていたパワーはどこへ行ったのかしら、とも思います。
単純に、青春の1ページと切り捨てずに、その時持ち続けた熱い思いをもう一度燃やしたいと思います。
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